このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得


【銘竹商】横山竹材店 社長 横山富雄 古の町、京の竹職人が伝統の技をもって「和美」のある空間を創り出す。

『竹と伝統文化』

木でもなく草でもない不思議な植物の「竹」。

その種類は日本だけでも150~600種類もあると言われている。

また竹は、そのまっすぐに伸びる凜とした姿から、神事に使用されたりもしている。

京都発祥の茶の湯でも、竹は切っても切れない存在で、茶筅や茶杓はもとより、茶室にいたるまで「竹」の存在は重要であり、その伝統文化の大成には竹が貢献してきた。

竹と京都の伝統文化

竹はそのしなやかさから、籠や人形、また垣根、すだれ等、様々な資材として使われている。繊細な細を施し、部屋のしつらえから調度品、茶道具などを生み出す。

竹のある空間竹のある空間竹のある空間

『竹材の話』

竹は満月の日には切らない。

十月から十一月の満月の夜は、竹は水分と養分を多く吸い上げるため、虫がつきやすく資材にむかないからだと言われる。また十二月から一月も竹は土の中で筍が育つため、切るのには適さない。

三年から四年ものの竹が最も建築材や竹垣材に適しており、若くても、古くても適さない。

良質の竹材を作るのには切り旬、いわゆる切る時期が大変重要なのである。

また竹材は、表面がそのまま化粧材になるので、切った後の搬送や保管にも大変注意を要する。

京の銘竹

銘竹銘竹銘竹

竹は職人の手で「切る」「割る」「曲げる」「削る」「編む」等の行程を経て、良質の竹材へと変わる。

切られてから1ヶ月ほど経過した竹は、まず油抜きの作業が施される。竹を火で炙り出た油を布で拭き取る。この作業を何回か繰り返した後、10日ほど天日干しして艶出しをする。

銘竹銘竹銘竹

銘竹銘竹銘竹

竹屋で一番難しい仕事は「歪みを直す」作業で、これは代々経験を積んで覚えるしかない作業である。横山竹材でも現在に至るまでこの「ため木を使って歪みを直す作業」は会長の仕事で、作業場では会長の厳しい声がとぶ。

竹を割ることも大変難しく、鉈と送り手の力の配分でその出来は変わってしまう。厚さ薄さは用途によって割り方を工夫が必要で、鉈一本でその大きさ細さは決まる。

炉

銘竹を作る銘竹を作る銘竹を作る
銘竹を作る銘竹を作る銘竹を作る

『一番大切なこと』

京都の住空間には、様々な加工に対応できる「竹」がふんだんに取り入れられている。竹の性質を熟知した職人が選びぬいた素材に、匠の技を駆使し、竹は様々なシーンに取り入れられる。

「竹の都」と呼ばれる京都で竹の仕事に携わることに誇りを持ち、「京の竹職人」が脈々と受け継いできた伝統の技をもって、「和美」のある空間を創造し続けたい。

竹のある空間竹のある空間竹のある空間

プライバシーポリシー プライバシーポリシー